食品香料による嗅覚刺激が心拍変動、脳波活動および主観評価に及ぼす影響:探索的検討

 料理やお菓子の香りを嗅ぐと、「おいしそう」「食欲がわく」といった反応が自然に生じます。こうした香りによる体や心の変化は、自律神経や脳の活動とも関わっていると考えられていますが、食品の香りの種類ごとの違いは十分に解明されていません。
 そこで本研究では、若年男性を対象に、チョコレート、ウスターソース、ベーコン、ゴマ、イソ吉草酸の5種類の香りによる嗅覚刺激時の心拍変動、脳波、主観評価(好み・食欲など)への影響を比較しました。その結果、香りの種類によって生理応答に明確な違いがみられ、特にチョコレートとゴマの香りは好まれやすく、脳活動の活発化や食欲の高まりに寄与する可能性が示されました。 なお、本研究は福井大学 高田宗樹教授との共同研究により行いました。

 本研究成果は、第80回日本栄養・食糧学会大会において「食品香料による嗅覚刺激が心拍変動、脳波活動および主観評価に及ぼす影響:探索的検討」の演題にて口頭発表いたしました。