嗅覚刺激時における心拍変動のサロゲートデータ解析

 番りを嗅ぐと私たちの体内では、さまざまな変化を生じることが知られています。近年、生体計測によりこの変化を測定することで、香りを評価することが試みられています。また、生体計測データは非線形性を有することが明らかになりつつあります。そこで、嗅覚刺激時の心拍変動データにサロゲート(代理)データ解析を適用してその非線形性を評価しました。今回、安静時および嗅覚刺激時(カレーおよびムスク香料)の心拍変動データについてサロゲートデータ解析を行いました。
 その結果、安静時および嗅覚刺激時のいずれにおいても非線形性を有することが示唆されたことから、心拍変動解析には非線形解析が有用であることが明らかとなりました。なお、本研究は福井大学高田宗樹教授との共同研究により行いました。

 本研究成果は、HCI International 2025 において「Surrogate Data Analysis of Heart Rate Variability During Exposure to Odors」の演題にてオンライン発表を致しました。